アモーレパシフィックの創業者、粧源・徐成煥(ソ・ソンファン)前会長の人生を盛り込んだ本で、徐成煥前会長がアモーレパシフィックを建て育てながら経験した危機と克服過程を見ることができます。徐成煥前会長は、韓国の化粧品産業と緑茶事業の発展に一生を捧げました。開城で椿油を作って販売した母親から家業を継いで韓国の代表化粧品企業に成長させるまで、徐成煥前会長が経験してきた挑戦、挫折、克服の過程は多くの人に響きを与えています。『私は生まれ変わっても化粧品だ』は、台湾、イギリスでも出版され、海外の顧客にも彼の経営哲学を伝えています。

アモーレパシフィックの創業者、粧源・徐成煥(ソ・ソンファン)前会長の緑茶事業に対する美しい執念を本に収めました。徐成煥(ソ・ソンファン)前会長は、お茶文化を定着させ、より多くの人にお茶を楽しんでもらいたいという願いを抱いていました。この本は、その願いを叶えるために1970年代、周辺の数多くの反対を押し切ってお茶事業を始め、緑の茶園が造成されるまで逆境を乗り越えていったストーリーを語っています。また飲料産業として緑茶の進むべき道を分析し、その道の先頭に立つアモーレパシフィックの哲学と戦略も紹介しています。

アモーレパシフィックは済州の自生植物に対する理解を助け、保全活動に寄与しようと『美しき済州植物物語』1、2巻を発刊しました。2012年に発刊された第1巻では、ツバキや榧子、エビネなど20種に及ぶ済州の自生植物に関する植物情報や皮膚科学的効能、関連の伝統知識を盛り込んでおり、2014年に発刊された第2巻では、アモーレパシフィックで原料として使用する植物を含め済州生態系の宝庫と呼ばれるコッチャワルに生息する植物20種を紹介しました。特に2巻では植物情報、皮膚関連効能と共に細密画を収録し芸術的価値を加え、特に植物種の名前の他に済州方言名を表示し、済州伝統植物知識諮問団の助けを借りて、植物情報および済州地域住民に継承された伝統、文化のような無形資産の情報を盛り込むなど、済州の伝統知識に対する内容を一緒に収録しました。

アモーレパシフィックは韓国固有の植物を描いた細密画100点が収録された原料植物図録『Beyond Flower』を2015年に出版しました。原料植物図録は、アモーレパシフィックが創業時から続けてきた植物に対する深い愛情と理解の産物を集大成したもので、私たち固有の植物を記録·保存し、より広く知らせるために製作されました。このプロジェクトを企画したアモーレパシフィック美術館は2007年、韓国の細密画第1世代作家であるソン・フン先生と手を組み、植物細密画の製作に着手、7年間全国各地にある韓国薬用植物を直接訪ねながら完成した100点の作品を原料植物図録として編纂·発刊しました。原料植物図録には高麗人参、ツバキ、黒豆のソリテ、緑茶、白柿菊、シャクヤクなど、アモーレパシフィックの長年のノウハウが集約された主な原料などが収録されており、植物に関する情報や絵の表現技法などが分かりやすくまとめられています。 特に、それぞれの作品は写真では伝えられない細かい構造と形を詳しく盛り込み、韓国固有の植物に関する情報を生々しく効果的に伝えています。