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水資源および廃棄物管理

Water Resources and Waste Management

アモーレパシフィックグループは、水資源不足問題が世界的なリスクであると認識しています。世界自然保護基金(WWF)の水資源リスク評価ツールを活用して、事業所内の水資源に関する物理的側面、規制面、評判リスクを総合的に管理しています。そのため、生産過程における用水使用量の削減、事業所内の用水リユース・リサイクルの拡大など、水資源を効率的に利用するために様々な努力をしています。

それに加え、事業所内で発生する廃棄物については3R(Reduce、Reuse、Recycle)原則に基づいて資源の利用を最小化し、資源の循環利用を広めるために努めています。特に、廃棄物の性状別、種類別区分を細分化して廃棄物の類型ごとに最適のリサイクル法を探るために努力しています。

水資源管理

用水のリユース、リサイクルの拡大

アモーレパシフィックグループは生産事業所内の排水のリサイクルおよびリユースシステムを導入して用水使用量を節約しています。
2017年は、烏山ビューティキャンパス内の雨水貯蔵施設を従来の3倍の規模に増設して年間用水使用量の約10%である約20,000トンの用水を節約できると期待しています。また、分離膜ろ過法を取り入れ、廃水のリサイクルシステムを導入し、1次処理が済んだ廃水を造園用水や掃除用水としてリサイクルしています。
上海ビューティキャンパスではイオン水の製造工程で発生する凝縮水を回収して1次洗浄水に使用することで年間約6,000トンの用水が節約できるものと期待しています。
パシフィック・ガラスは廃水処理場に放流水のリサイクルシステムを構築するために、1次塩素消毒、2次ろ過装置を設置しました。これらの設備を通じて安全なリサイクル用水を確保することができ、造園水、洗浄水に活用しています。2017年は用水使用量を約3,500トン削減する成果を上げた一年でした。

用水利用効率の向上

アモーレパシフィックは生産事業所にある設備を洗浄する際の用水利用効率を高めるために洗浄プロセスを改善して、主要設備に自動洗浄システムを導入しました。その結果、従来の手動洗浄より用水使用量は34%、洗浄時間は59%節約する効果を上げました。用水利用効率性を改善するためのこうした努力で、2017年は烏山ビューティキャンパスの生産事業所では約3万5千トンの上水および地下水使用量を減らし、約1億ウォンのコスト削減の効果を上げることができました。

廃棄物の管理

資源のクリエイティブなリサイクル、グリーンサイクルキャンペーン

グリーンサイクルキャンペーンは空き瓶を回収してから再び使うリサイクリング(Recycling)だけでなく、芸術作品などへアップサイクルリン(Upcycling)する、環境にやさしい社会貢献活動です。アモーレパシフィックグループは回収された空き瓶をガラスやプラスチック原料に分類し、再び化粧品容器を製造したり、顧客の参加による、空き瓶の植木鉢、アロマキャンドル、芸術作品などへのアップサイクルリン(Upcycling)をするなど、様々なチャレンジを続けています。2017年4月はソウル市清渓広場でグリーンサイクルキャンペーン体験展を開催して市民に資源再生への重要性を訴え、様々な作品を紹介しました。2017年12月にはリサイクル専門の社会的企業である「タッチ・フォー・グッド」とのコラボレーションで、グリーンサイクルキャンペーンで回収された容器を活用したリサイクル・プラスチック・ペレットを作ることに成功しました。本キャンペーンによる空き瓶回収量は2017年までの累積で1,458トンに達しています。