Skip to main content

協力会社の成長と革新支援

Supporting Growth and Innovation of Partners

アモーレパシフィックグループは単なる社会的なレベルではない、持続可能な成長に焦点を当てた協力会社を支援しています。そのため、技術開発能力の向上、資金による競争力強化、人材教育および採用支援、売上向上への支援など多様な同伴成長プログラムを実施しています。

協力会社との同伴成長

協力会社への金融支援

協力会社の財務健全性を確保するためにアモーレパシフィックは、200億ウォン規模の直接支援型「相生ファンド」と、韓国の「企業銀行」と提携した40億ウォン規模の混合支援型の「相生協力ファンド」を運営して協力会社に低い金利で資金を支援しています。また、協力会社の力量強化をサポートするために2017年基準で5.5億ウォン規模の「同伴成長投資財源」基金を運営しています。
2016年4月からはアモーレパシフィックと同伴成長協約を結んだ中小協力会社との取引代金の決済基準を「10日までに100%現金決済」方式へ転換して、こうした共生決済文化が第2次、第3次協力会社にまで広がるように相生パートナーローンや現金支払いモニタリングシステムを運営しています。

協力会社の技術革新支援

アモーレパシフィックは、協力会社の原価及び生産、品質、物流、生産技術、資材管理の全過程で起きる問題を改善するためのコミュニティー「革新研究会」を運営して、独自の革新活動及びコンサルティングを支援しています。2017年は力量評価で低い評価を受けた7社の協力会社が参加して、品質、納期、物流面における改善すべき課題を導き出し、自主的な改善活動を行いました。その結果、2017年の力量評価で前の年に比べ10点(23%)も点数が上昇する成果をあげました。
また、協力会社と共同革新課題を設定、目標を達成すればその成果を共有する成果共有課題も30件共有し、済州の創造経済支援団の「特許の無料分かち合いプログラム」を通じて、4件の特許を中小企業に無料で譲渡しました。

協力会社の成長インフラ支援

アモーレパシフィックは、中小協力会社のグローバル販路を確保するため、2015年から毎年5、6社の中小協力会社を選定、海外展示会への参加に必要な費用と人材を支援しています。
2016年、コスモプロフ香港に参加した協力会社5社は合計13件の新規輸出契約を締結する成果をあげています。2017年にも5社が同展示会に参加できるように支援しており、参加する前に中小企業研究院と連携して海外進出の力量向上のためのグローバルスマート人材養成教育を実施しました。
中小協力会社の役員スタッフの教育と安定的な人材供給を目標に始まったHRDコンソーシアム事業は2017年一年間に33の教育プログラムを開設、341の協約締結会社の役員スタッフ1,538人に化粧品産業現場で求められている教育プログラムを実施しました。

協力会社のエネルギー同行事業

アモーレパシフィックは、協力会社と共に気候変動への対応策を模索しています。韓国エネルギー公団が主催する「エネルギー同行事業」に参加してアモーレパシフィックと取引のある中小協力会社のエネルギー使用状況を診断してエネルギー効率の向上や温室効果ガス削減策を提示しました。
2017年は協力会社の持続可能性評価を通じて環境部門が脆弱な中小協力会社5社と業務協力を結び、14の改善課題を導き出したことで、協力会社の環境経営に関する基本的能力を向上させました。アモーレパシフィックグループは今後、改善課題への取り組みに必要な設備投資への資金を支援する計画であり、年間411.54 tCO2の温室効果ガスが削減できると期待しています。

原料栽培農家への支援

オーソルロクファームは朝鮮人参の新たな有機栽培法を開発して栽培農家に提供しました。これは最近、人参の残留農薬および原産地問題などといったネガティブ・イシューが提起され、韓国で人参に対する消費者の信頼が落ち、消費量も減少して困難に直面していた農家を助けるために行われたものです。

そこで、関連農家を対象に有機農の朝鮮人参に関する諮問教育と現地で栽培指導を実施し、農薬成分検査の水準を高めて有機栽培を活用している農家との持続的な購買契約を結ぶなど、構造化した購買プロセスを確立して農家との共存を図りました。

その結果、朝鮮人参の原材料に対する消費者の信頼度を確保し、ビジネスパートナーである人参栽培農家に安定した販路を提供できるようになっただけでなく、朝鮮人参の栽培が環境に及ぼしかねない影響も改善しました。オーソルロクファームは、農家やオーソルロクファーム、そして消費者が皆で共存できる協力体系を持続的に維持、強化していきます。