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アモーレパシフィック、抗がん治療中の患者のための保湿製品効果を確認

Global 2021-11-30
  • サムスン・ソウル病院と共同研究で抗がん治療患者の肌の乾き症状改善を究明
  • 国際皮膚科学分野で著名な米国皮膚科学会誌の最新号に掲載

アモーレパシフィックとサムスン・ソウル病院が共同で研究した結果が、皮膚科学分野で国際的に権威のあるジャーナルに掲載された。

アモーレパシフィックは、今年で10年目となるサムスン・ソウル病院と抗がん治療による皮膚·毛髪の変化について共同研究してきた。抗がん治療患者の肌の乾燥に役立つ製品を開発し、オーダーメード型保湿剤の効果を究明した。この内容は米国皮膚科学会誌(Journal of the American Academy of Dermatology, IF 11.527)の最新号に紹介された。

抗がん治療を受ける多くの患者が肌の乾きとかゆみを訴える。一般的な保湿剤では中々解決できず悩んでいる。サムスン·ソウル病院のアン·ジンソク、チョ·ジュヒ、カン·ダンビ教授らの研究チームは2014年、乾燥とかゆみの原因を突き止め、オーダーメード型保湿剤の必要性を確認した。共同研究チームは、高含量セラミドを含めたオーダーメイド型保湿製品を開発し、臨床試験を行った。その結果、一般の保湿剤では改善されない乾燥症状を緩和できることを明らかにし、関連論文を発表した。アモーレパシフィックのMindful Clean Beautyブランドであるprimeraは、同研究に使われた高含量セラミド処方を適用した製品を発売したことがある。

アモーレパシフィックのパク·ヨンホ技術研究院長は、「アモーレパシフィックは抗がん治療中に経験する皮膚·毛髪の変化を研究し、治療が困難な患者に必要な製品を開発中だ。今回の共同研究成果もがん患者の生活の質を高めるのに役立つものと期待している。」と、述べた。