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アモーレパシフィック、2030持続可能経営5大約束を公開

Global 2021-06-02
  • ホームページに「2030 A MORE Beautiful Promise」を公開
  • 「顧客・社会との同行」、「大自然との共存」の2つの軸をベースに5大目標を提示

アモーレパシフィックが2030年の達成を目標とする持続可能な経営5大約束を公開した。

2日、アモーレパシフィックはホームページにこのような内容を盛り込んだ「2030 A MORE Beautiful Promise」を公開した。これは人と世の中を美しくするため、アモーレパシフィックの全社員が共に努力し、取り組んでいくという誓いである。そして、今後10年間、実施していくステークホルダーとの約束でもある。 「顧客および社会との同行」、「大自然との共存」という、2つの軸をベースにした5つの目標が主な内容だ。

今回の約束は、2009年から実施してきたアモーレパシフィックの持続可能な経営の経験とノウハウが網羅されたもので、今後10年を見据え、新しく推進していく長期的な持続可能経営の目標でもある。

そのため、まず、「顧客」の持続可能な消費を促進し、誰もが参加するより良い「社会」づくりに貢献するため、2つの実践目標を提示した。

第一は、新製品100%に環境と社会に優しい属性を実現し、顧客の持続可能なライフスタイルに貢献するブランド活動を展開する計画だ。新製品の「エコロジカル・フットプリント」低減、「グリーン・ケミストリー」の技術革新、価値消費の拡大のためのブランド・キャンペーン展開などが主な内容だ。

第二に、多様性と包容の価値を内外に拡大し、全てのステークホルダーと調和の取れた成長を実現していく。全社員を対象にした多様性・包容性教育及び認識改善のプログラム運営、多様性・包容性をベースにしたビューティ製品の開発及びキャンペーンを展開する。さらに、経済的に自立が必要な階層に対する経済力の強化、市民の健康なライフを支援するための1,000億ウォンの投資、といった内容が盛り込まれている。

つぎに、気候危機に対応し、大自然と共存するための3つの実践目標も提示している。

目標の第1はグローバル生産事業所の炭素中立を実現し、廃棄物の埋め立てゼロを達成することである。そのため、内外の全ての事業所の再生可能エネルギー使用率を100%まで引き上げるとともに、国内物流車両の100%を電気自動車のようなエコカーに転換するなどの取り組みを行う。

第2は、製品包装材のプラスチック使用量を削減し、プラスチック包装材を使用した場合は、100%再利用、再活用または堆肥化できるようにする。プラスチック包装材の30%にリサイクルまたはバイオプラスチックを使用し、詰替え製品及びサービスの拡張を行うことを主な内容としている。

第3は、生物多様性の保全と利用のため、100億ウォンを投資して2023年までパーム油使用量の90%以上を「RSPO認証のパーム油」に変えていく予定だ。そのため生物資源の保存及び気候変動への適応技術を導入し、NGO及び協力各社とのパートナーシップを緊密にしてパーム油農家を支援していく計画だ。

アモーレパシフィックの持続可能経営部門のオ・ジョンファ常務は、「2030持続可能経営5大約束は、アモーレパシフィックが責任ある企業市民として、顧客と社会、自然との深い共感をもとに、世の中を美しく変化させようとする具体的な実践の意志を表明したものだ」とし、「これからは、今回の約束についてより多くの利害関係者が関心を持ち、容易に参加できるようなきっかけをつくりたい」と語った。

一方、アモーレパシフィックは1993年「無限責任主義」を宣言して以来、「人を美しく、世の中を美しく」という使命のもと、様々な持続可能な経営に取り組んできた。2009年からは持続可能経営への取り組みをまとめた「サステナビリティレポート」を毎年発行している。2017年には国連の「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)」の達成に賛同し、共に参加することを宣言した。