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アモーレパシフィック、大韓化粧品学会化粧品科学技術賞を受賞

Global 2021-05-31
  • イ・ヒョンソク研究員、PM2.5吸着多孔性複合粉体素材の開発で優秀発表賞を受賞
  • キム・ハンビョル研究員、緑茶乳酸菌皮膚微生物調節効果に関する研究で優秀論文賞を受賞

アモーレパシフィックが社団法人大韓化粧品学会春季学術発表大会で化粧品科学技術賞の優秀発表賞(イ・ヒョンソク主席研究員)と優秀論文賞(キム・ハンビョル主席研究員)をそれぞれ受賞した。

2021年大韓化粧品学会の春季学術発表大会は、27日ウェビナー(ウェブセミナー)で行われた。

化粧品科学技術賞優秀発表賞を受賞したアモーレパシフィック技術研究院のイ・ヒョンソク主席研究員は、「PM2.5(微小粒子状物質)吸着用の多孔性複合粉体(AP Sphere)素材開発(Design of porous microspheres(AP Sphere) for adsorption of PM2.5)」をテーマに発表した。これはアモーレパシフィックの独自製造技術プラットフォームで開発した多孔性複合粉体(AP Sphere)のPM2.5吸着と除去性能に関する研究だ。イ・ヒョンソク研究員は、「AP Sphere」を通じ毛穴に隠れている微小粒子状物質を吸収し、イオンの結合で強力に固定しクレンジングできる実用的なソリューションを開発した。また、多様な比較実験を通じ強力な粒子状物質を除去する性能が確認できる視覚的で定量的なデータを確保した。

化粧品科学技術賞優秀論文賞(Best Paper Award)は、大韓化粧品学会誌と学会英文誌に昨年1年間掲載された全体の論文の中から審査を通じ、独創的で優秀な研究を選定し授与される。アモーレパシフィック技術研究院のキム・ハンビョル主席研究員は、「Lactobacillus plantarum APsulloc 331261発酵溶解物の皮膚微生物調節効果」という論文で優秀論文賞を受賞した。該当研究では、アモーレパシフィックの特許成分である緑茶乳酸菌発酵溶解物(Lactobacillus plantarum APsulloc 331261)のクオラムセンシング(Quorum sensing、細胞間伝達因子)抑制、悪玉菌バイオフィルム形成阻害効能を走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope, SEM)で確認した。また、皮膚環境を模写した共培養条件を通じ、善玉菌の成長は促しながら悪玉菌の成長を抑えるという事実も明らかにした。今回の研究を通じ皮膚微生物のバランス維持を助ける化粧品原料として、緑茶乳酸菌発酵溶解物を活用する可能性も確認することができた。

アモーレパシフィック技術研究院のパク・ヨンホ院長は、「社団法人大韓化粧品学会春季学術大会を通じ、アモーレパシフィック技術研究院が続けてきた研究成果を韓国国内の研究者と共有し、また、受賞にまでつながりとても意義深いと思っている。アモーレパシフィックはこれからも世界の顧客に最高の製品を提供するために、最善の革新技術開発を行うつもりだ。」と、意志を述べた。

一方、1968年設立された大韓化粧品学会は、韓国化粧品分野に従事する研究者を中心に構成された韓国を代表する化粧品学術団体だ。今年2月には、食品医薬安全処を主務官庁に社団法人大韓化粧品学会として再発足された。