アモーレパシフィックが「抗酸化物質が含む化粧料造成物」に関する特許(登録番号10-2008275)で2020年下半期特許技術賞忠武公賞を受賞した。授賞式は12月18日、新型コロナ拡散防止のためWeb会議アプリであるZoomを利用した非対面オンライン授賞式で行われた。

最近ダーマコスメティック(Dermocosmetic)市場が成長するにつれ、安全な高効能製品に対する需要が高まっている。皮膚科専門医など、専門家の経験を通じて検証された高効能成分のうちビタミンCに対する信頼度が高まっているにもかかわらず、皮膚の刺激、析出現象の発生など高濃度ビタミン製品に対する問題点に対する指摘があった。アモーレパシフィックはこの問題を革新的に解決し、世界最高水準の酸化安定性を持つビタミンC高濃度製品を開発し発売するのに成功した。

アモーレパシフィック技術研究院が2019年に特許登録した「抗酸化物質を含む化粧料造成物」は、外部空気との露出をカットし不安定なピュアビタミンCの酸化安定性を画期的に向上させる技術に関する発明である。これは2019年10月に発売した「IPOE THE VITAMIN C23」、「IOPE A.C.E VITAMIN25」製品に適用され、臨床試験を通じて肌の輝きとハリの増加、しわの改善などの効果が検証された。

ビタミンCの安定度はpHと温度だけでなく溶存酸素量が重要な役割を果たす。アモーレパシフィック技術研究院はこのような点に着目し、外部空気との露出を遮断することで不安定なピュアビタミンCの酸化安定性を画期的に向上する技術を開発することができた。また、製品が実際に使用される環境を考慮しオイル層の早期再分離技術を適用した。この発明品を適用したビタミンCアンプルは優れた酸化安定性と共に皮膚刺激がなく、発売後累積売上高52億ウォン、累積販売量30万、専門ビューティマガジン受賞6件の成果を達成し、多くの顧客から愛される製品となった。

アモーレパシフィック技術研究院のソ・ビョンフィスキンケア研究所長は、「今回の特許技術賞受賞は、アモーレパシフィックがダーマコスメティックカテゴリーをより発展させるために長い間続けてきた超格差技術に対する研究と発明への努力が対外的に認められたという点でとても意義深い。アモーレパシフィック技術研究院は、これからも創造的匠精神を背景に、最初と最高の製品を全世界に伝えるための革新的研究と技術開発を続けていく。」と、感想を述べた。

一方、特許技術賞は発明に対する国民的関心を高め、産業の技術競争力を高め国民の経済発展に貢献するために1992年に制定された。毎年2回韓国で出願および登録した優秀特許を発掘し受賞している。