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アモーレパシフィック財団、2020年粧源人文学者を選定

Global 2020-12-10
  • 公開募集から選抜されたChoi Seungrak、Park Miran研究者に証書を伝達
  • 結果ではない研究者の可能性にだけフォーカスした民間レベルでの支援は初めて

アモーレパシフィック財団(Lim Huitaek理事長)は、2020年の「粧源人文学者」にChoi Seungrak(高麗大学哲学博士)、Park Mi-ran(ソウル大学国語国文学博士)研究者を選定し、12月9日(水)にアモーレパシフィック本社で研究費証書の授与式を行った。

証書授与式には徐慶培アモーレパシフィック会長をはじめ財団の理事長らが参加し、Lim Hui-taek理事長が2020年選定者に証書を伝達した。

アモーレパシフィック財団は2020年7月、粧源人文学者支援事業への参加を希望する研究者を募集し、約250件の志願書の中から、人文学分野碩学で構成した企画委員会の適合性評価(8月~9月)、書類審査(10月)、面接審査(11月)を経て最終的に2人の研究者を選定した。

アモーレパシフィック財団は、自分の研究分野において独創的で新しいアプローチを提示し学会に貢献する可能性が高いと評価されるChoi Seungrak研究者(論理学/論理哲学)と、Park Miran研究者(国文学/演劇)に今後3年間毎月300万ウォンの研究費を支援することになる。

Lim Huitaek理事長は、歓迎のあいさつで「定量的評価と短期成果を出し難い人文学分野は、長期的な関心と投資が必要だ。今年をはじめに、より多くの人文学分野の研究者が安定的に研究に没頭できる環境をつくるために努力したい。」と、述べた。

粧源人文学者支援事業は、基礎学問への支援と人材育成の重要性を強調した創業者の粧源・徐盛煥会長の号である「粧源」を事業名に使用した。論文や著書形態の研究成果を出すという要件がなく、研究者自らが研究したい主題を決め期間内に研究を履行することになる。

結果ではない研究者の可能性にだけフォーカスした民間レベルでの支援は初めてであり、研究意志が最も高い時期(人文学分野で博士号取得後5年以内の研究者が対象)に自ら希望する主題について十分に悩み研究できる機会を提供することに意義がある。