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アモーレパシフィック、マスク着用の際の皮膚変化に関する研究論文を掲載

Global 2020-11-25
  • SCI国際学術誌「Skin Research and Technology」オンライン版に掲載
  • マスクを着用すると短時間で乾き及び赤みなどの皮膚変化を誘発することを確認

アモーレパシフィック技術研究院は、マスク着用がお肌に及ぼす影響について研究した結果を発表した。一日中マスクをした状態で起きる皮膚変化を研究した今回の論文(Effect of face mask on skin characteristics changes during the COVID‐19 pandemic)は、SCI国際学術誌である「Skin Research and Technology」の11月20日付オンライン版に掲載された。

新型コロナウィルスは今も世界的に流行っている。高い伝染力を持ち飛沫感染されるため、予防のため個人的にマスクのような保護具の着用が必須になっている。しかし同時に、マスク素材による物理的刺激と密閉されたマスク内部の高温多湿な環境が皮膚変化を誘発する。アモーレパシフィック技術研究院は、マスク着用により発生する皮膚の悩みを解決しようとマスクによる皮膚変化を追跡、観察した。

研究結果、マスク着用は皮膚温度と皮膚の赤みを短時間で高めることがわかった。内部の湿度があがりお肌が潤うだろうと思われがちだが、口周りは体温によりあったまった息の影響で蒸れ、むしろ乾くことが分かったのだ。皮膚の乾きが続くとハリが落ちしわができるなど、老化につながるのでマスクを着用する場合は適切保湿と鎮静ケアが必要になる。

今まで医療関係者のようにマスクを長時間着用する職業での皮膚損傷が報告されたことはあるが、一般人のマスク着用による皮膚変化を研究した結果はなかった。新型コロナによりマスクは今や日常必需品になり、このような状況はこれからいくらでも発生し得る。今回の研究は一般的なマスク着用がお肌に影響を及ぼし、マスク着用による皮膚変化が短時間でも発生するということを表している。

アモーレパシフィック技術研究院は、今回の研究結果を製品開発に適用し、マスクを着用してもお肌を健康に管理できるソリューションを提案する計画だ。