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アモーレパシフィックグループ、Less Plasticを実践

Global 2020-07-14

近頃、アモーレパシフィックグループは化粧品容器にメタルゼロ(Metal Zero)ポンプを導入した再生プラスチック容器を活用するなど、環境にやさしい製品の導入を続けて行っている。

2022年までに約700トンのプラスチック包装材の使用を削減し、再利用性を高める「Less Plastic(プラなし生活)」実践の一環だ。

アモーレパシフィックのトータルボディデアブランドであるハッピーバス(HAPPY BATH)の製品、グレープフルーツエッセンスボディウォッシュにはメタルゼロポンプが適用されている。ポンプを押しやすくするために使っていた金属スプリングを使用していないため、使用後、別途取り外すことなく、そのまま分別収集することができる。また、100%再生プラスチックで容器を製作し、ラベルの収縮フィルムに切り取り線が付いているのでリサイクルしやすい。

バイタルビューティー (VITAL BEAUTIE)のメタグリーンもLess Plasticを実践した製品だ。既存のPVC1材質を使用していたカプセル型の包装をリサイクルが可能なボトル、パウチに変更し、メタグリーンスリム、メタグリーンゴールドに改良した。バイタルビューティーは、今後、すべての製品にエコ包装材を適用し、グリーン・コンシューマーに合った健康機能食品を発売する予定だ。

イニスフリー(innisfree)は、グリーンティーシードセラムの容器に紙の包装材を使用したペーパーボトルエディションを発売した。容器のプラスチック含量を約52%削減し(*既存の大容量160㎖製品比)、キャップとショルダーには再生プラスチックを10%使用することで今回のプラスチック包装材の使用削減に同参した。使用後、紙のボトルとプラスチック容器はそれぞれ分別収集が可能だ。

プリメラ(primera)は、スーパーブラックシードコールドドロップセラムTMのリミテッドセットにガラス容器と再生プラスチックキャップを使用するなど、Less Plastic製品の開発に力を入れている。また、サトウキビの副産物で作った紙を使用し、箱に製品説明書の代わりに大豆油インク2で製品情報を印刷することで紙の使用量を最小限に抑えた。

一方、アモーレパシフィックグループは2009年の韓国ビューティ業界で、初めて持続可能性報告書を発刊して以来、12年間毎年、報告書を発刊してきた。2017年に再定立した2020持続可能経営ビジョンである「より美しい世の中づくり」を実現するために環境や社会にやさしい新製品の販売と持続可能な店舗の具現化、エコ包装材の研究などの新しい試みを続けている。

2019年には、159トンのプラスチック削減の成果を成し遂げており、アモーレパシフィックグループは、これからもLess Plasticに関連した多様な活動を展開し、地球環境のための実践を続けていく予定だ。

  1. 1 PVC:最も広く使われているプラスチックのうちの一つで、リサイクルが難しく、その過程で化学物質が発生すると報告されている。
  2. 2 大豆油インク(Soy Ink):食物性の大豆油インクで、再生紙への転換が容易。現在、プリメラ(primera)の全製品の箱には「Printed with SOY INK」マークが表示されている。