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ミジャンセン短編映画祭 19年目の後援 新人映画監督の登竜門、韓国映画界にフレッシュな活力を

Global 2020-06-22
  • 「後援するが関与はしない」という原則で、真摯なメセナ活動を実践
  • 6月25日(木)から7日間オンラインで開幕

アモーレパシフィックの代表的なメセナ活動である「ミジャンセン短編映画祭」が6月25日(木)から7日間オンライン映画祭として開幕される。

7月1日(水)の閉幕式までの全プログラムは、NAVER TV<ミジャンセン短編映画祭MSFF>チャンネルで閲覧できる。 同時に、今年選定された競争作品のうち、監督の合意が得られた55作品は、NAVER SERIES ONを通じて有料公開される。

今年で19年目を迎える「ミジャンセン短編映画祭」は、韓国映画の礎である短編映画のすそ野を広げ、才能ある新人監督を発掘することを目的に誕生した。 アモーレパシフィックは「後援するが関与はしない」という原則のもと、真摯な文化経営の一環として映画祭を後援してきた。

通常、企業の文化後援活動は、ブロックバスター級の「メインストリーム」に集中しがちだ。しかしアモーレパシフィックは、注目度が低い短編映画を後援し続け、韓国映画産業の発展のための土台を築いてきた。

映画 『バトル・オーシャン・海上決戦』のキム・ハンミン、『哭声(コクソン)』のナ・ホンジン、『悪いやつら』のユン・ジョンビンなど、韓国を代表するスター監督達は「ミジャンセン短編映画祭」でデビュー。リュ・ヘヨン、アン・ジェホン、チェ・ウシク、ハン・イェリなど、個性派新鋭俳優も「ミジャンセン短編映画祭」出身だ。

また、この映画祭を通じデビューした監督が、審査員としてカムバックすることもある。元参加者が次世代若手監督を新たに発掘する流れを定着させ、韓国映画界にフレッシュな活力を与えている。

今年は、『ミスにんじん』『荊棘の秘密』のイ・ギョンミ監督(2004年最優秀作品賞受賞)、『プリースト・悪魔を葬る者』『サバハ』のチャン・ジェヒョン監督(2014年最優秀作品賞受賞)が執行委員長として映画祭を総括し、『鳳梧洞(ポンオドン)戦闘』『殺人者の記憶法』『サスペクト・哀しき容疑者』のウォン・シニョン監督が審査委員長として受賞作の選定を指揮する。

特に2019年映画『パラサイト・半地下の家族』で世界中の話題を集めたボン・ジュノ監督が名誉執行委員として参加。韓国映画界を下支えしようとする「ミジャンセン映画祭」を権威づけた。

韓国を代表する映画俳優も名誉審査委員として参加する。今年はイ・ジウン(IU)、オ・ジョンセ、イム・ユナ(ユナ)、イ・ジョンウン、イ・ジェフンが名誉審査委員として活動する予定だ。

映画祭の競争部門は、「非情城市(社会的視点を扱った映画)」「愛に関する短いフィルム(メロドラマ)」「喜劇詩王(コメディ)」「絶対悪夢(恐怖、ファンタジー)」「4万回の殴打(アクション、スリラー)」の5部門に分かれる。各部門から1作品ずつ、計5つの最優秀作品賞を選出する。

各部門の名称は映画界を代表する監督達によって名づけられた。 パク・チャヌク監督は、社会的視点を扱った映画部門の名称を侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『非情城市』から、ホ・ジノ監督とキム・デスン監督はクシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)監督の『愛に関する短いフィルム』をメロドラマ部門の名称として選んだ。また、ボン・ジュノ監督は、コメディ部門の名称を周星馳(チャウ・シンチー)監督の『喜劇詩王』から、恐怖とファンタジー部門はキム・ジウン監督とチャン・ジュナン監督によって『絶対悪夢』と名づけられた。アクションとスリラーは、キム・ソンス監督とリュ・スンワン監督がフランソワ・ロラン・トリュフォー(François Roland Truffaut)監督の『400回の殴打』をもとに「4万回の殴打」と名づけた。

大賞は審査委員の満場一致が必要なので、前回の第18回映画祭までに大賞を受賞したのは4作品だけである。

アモーレパシフィックはマイナーな芸術ジャンルである短編映画を今後も継続的に後援し、個性ある監督と俳優、そして作品の発掘を支援していく計画だ。韓国映画界のフレッシュな活力となっている第19回「ミジャンセン短編映画祭」の詳細は映画祭ホームページ(www.msff.or.kr)と、NAVER TVチャンネル(https://tv.naver.com/msff)で確認できる。