アモーレパシフィックはオーストラリアのラグジュアリースキンケア専門企業「Rationale Group」と持分投資を伴う戦略的ビジネスパートナーシップ契約を締結した。

アモーレパシフィックは今回のパートナーシップを通じて、オセアニア市場でのラグジュアリーブランドポートフォリオを強化し、カスタマイズ化粧品ソリューション分野でのリーダーシップを確保していく。

1992年オーストラリアで設立されたRationale Groupは単一ブランドの「Rationale」で肌測定と診断、カスタマイズ化粧品サービスを提供し、国内で急成長中である。オーストラリア全域15店舗のフラッグシップショップ、主要クリニック、ブランドオンラインチャネルで販売されており、2025年までに韓国、英国、米国、香港、シンガポールなどグローバル市場への進出を目指している。

アモーレパシフィックはRationale Groupとカスタマイズ化粧品の開発、新規ブランドの発売、グローバルマーケティングなど多様な分野での協力を約束し、豊富な市場開拓経験を基にRationale Groupのグローバル進出を支援していく計画だ。

アモーレパシフィック代表取締役のアン・セホン社長は、「アモーレパシフィックとラグジュアリーカスタマイズスキンケア専門企業Rationale Groupのパートナーシップで、両社の共同革新目標であるカスタマイズ化粧品ソリューションはさらに進化するだろう」「アモーレパシフィックは今後も未来に向けた成長を生み出す接点を確保するため、優良企業とのM&Aやパートナーシップを継続していきたい」と述べた。

Rationale Groupの設立者であり研究所長のRichard Parkerは、「Rationaleとアモーレパシフィックにはグローバルレベルの革新とR&D部門への投資を重視するという共通点がある。Rationaleはエコスキンケアとエピジェネティクス研究のリーダーとして認められているが、アモーレパシフィックグループの支援によりこのような重要な役割を引き続き担うことができ嬉しく思う。両社のコアコンピテンシーとノウハウをシェアしながら共に成長できることを期待する」と述べた。

一方、アモーレパシフィックはRationale Groupとのバートナーシップを強固にするため持分投資を行った。2018年にオセアニア市場に本格進出したアモーレパシフィックグループは、LANEIGE、AMOREPACIFIC、innisfreeをオーストラリアとニュージーランドで展開。今年3月にはSulwhasooがオーストラリアのセフォラに入店し、存在感を強めている。