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アモーレパシフィックグループ、資源循環の実践を通じて持続可能経営を強化

Global 2019-09-03
  • Primera, Happy Bath, Innisfreeなど、「持続可能性」を見据え資源循環及びリサイクル強化
  • 持続可能製品開発の規制強化による内容物とパッケージの環境及び社会への影響改善への取組

毎年9月6日は「資源循環の日」である。「廃棄物も大事な資源だ」という認識を高め、生活の中での資源循環実践の重要性と意味を広く知らせるために環境部が2009年に指定した。

再生可能な資源利用及び廃棄される資源のリサイクルなどを通じて、私達は資源の使用を節約していかなければならない。地球の資源は限られているため、節約せず無分別に製品を作り続けるといつかはなくなってしまう日が来るからだ。よって、化粧品業界でも資源の「持続可能性」を見据え、資源循環及び再活用を考慮した製品開発に力を注いでいる。

アモーレパシフィックグループは、製品の生産から廃棄まで全ての過程でプラスチック資源を含めたパッケージ及び内容物の資源循環性を高めるために努力している。2018年からは、韓国国内の物流センターでプラスチックビニール素材のエアキャップの代わりにFSC認証の紙素材の緩衝材を使い、回収された使用済み化粧品容器から得た再生原料を化粧品容器に再活用している。

Primeraでは「「ワイルドシードファーミングセラム企画セット」が、環境を配慮した持続可能パッケージで9月に新しく発売された。一般的な使い捨ての紙箱ではないファスナーつきのファブリックケースを使うことで使い捨て品の使用量を減らした。持ち手の付いたおしゃれなファブリックパウチなので日常生活でも再利用が可能で、プラスチック中仕切りの代わりに木を切らず100%サトウキビの副産物で作られた生分解性中仕切りを使用した。またPrimeraは9月6日の「資源循環の日」を迎え、アモーレパシフィックモールで9月5日から15日までPrimera持続可能製品と共にタンブラーを使用している姿をインスタグラムに掲載すればギフトカードを贈呈する特別企画イベントを行うなど、環境を配慮するブランドとして先立っている。

一方、プラスチック使用量の節減以外に、プラスチック素材容器の再活用性も改善する。Happy Bathの「パフュームボディウォッシュ」は、植物由来のプラスチックを26.5%含んだ無色透明の容器で発売された。有色プラスチックを使う場合再活用分類が難しく、焼却や埋め立てられやすい点に着目し、接着剤を使わなくても固定される収縮ラベルを使い、消費者が切り取り線に沿ってビニールを剥がすだけで、環境を考えるリサイクル活動に参加できるようにした。

これだけでなく、6月には使用済みのプラスチック化粧品容器の体系的なリサイクルのために、グローバル環境企業であるテラサイクル(TerraCycle)と業務提携を結んだ。2003年Innisfreeをはじめに、2018年まで総計1,736トンの使用済み化粧品容器を回収し、容器の自然汚染を最低限にとどめることができる多様なリサイクル方法について研究している。また、容器をリサイクルしたり、クリエイティブな芸術作品へとアップリサイクルする、環境配慮の社会貢献活動である「グリーンサイクル(Greencycle)」キャンペーンを続けている。Innisfreeでは、グリーンサイクルを通じて回収した使用済み容器を再利用したプラスチックを「フォレストヘアワックス」に適用し、捨てられる資源を新しい資源として活用した。捨てられがちの資源から新しい価値を見つけ、ビューティ原料として再誕生させた事例もある。Innisfreeとチェジュビールのコラボで、ビールのを作って残った麦、小麦などの副産物を利用し製品原料として使用した。頭皮と体の老廃物、角質ケアに効果的なビール粕抽出物が「チェジュビールアップサイクリングライン」として再誕生したのだ。

アモーレパシフィックグループは、このような資源循環改善活動を通じて2015年国連総会で採択された2030持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)の12番目の項目である「つくる責任、つかう責任」達成に貢献して行く。特に最近のグローバルトレンド及び法規変化を反映し、持続可能製品の開発規定を改正するなど、製品の環境影響は最低限にとどめ、社会への肯定的影響は強化するために引き続き努力していく。