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アモーレパシフィックグループ、中東市場へ進出

Global 2017-01-11

アモーレパシフィックグループ(代表理事会長ソ・ギョンベ)は本日(2017年1月11日)中東流通最大手のアルシャヤグループ(Alshaya Group)とパートナーシップ契約を結び、本格的な中東市場進出を始めることを明らかにした

中東の化粧品マーケットは2015年ベースで180億ドル(USD)から2020年には360億ドル(USD)へと年平均15%の高成長が見込まれており、世界的なビューティ企業の関心が集まる成長市場である。特にUAEの化粧品市場は中東全域にトレンドを発信する拠点地域であり、ローカルのアラブの人々をはじめ、乗換え客や観光客、外国人労働者など、様々な人口で構成され、化粧品市場も細分化されている。中でも香水とポイントメイク分野が発達している。(2015年-2020年地域別化粧品市場の年平均成長率の推定値:中東15%、南米14%、アジア7%、北米4%、西ヨーロッパ 3%など/出所:ユーロモニター)

アモーレパシフィックグループは中東市場に関する学習と事業性の検討のために数年前からドバイ、アブダビ、テヘラン、イスタンブールなど、中東主要都市に地域専門家「ヘチョ」を派遣、去年5月には、中東Mega Cityでもっとも拡散効果が高い「ドバイ(UAE)」に拠点を置くことを決定、自由経済貿易のD3区(Dubai Design District: UAE政府が主導するビューティ/ファッション/デザイン産業中心の自由地域)に100%資本の独立法人である「アモーレパシフィック中東法人(AMOREPACIFIC ME FZ LLC)」を設立した。

アモーレパシフィックグループが中東で展開を決めた最初のブランドは跳躍を続けているグローバルNo.1ヤングメイクアップブランド(Global No.1 Young Makeup Brand)のエチュードハウスだ。2017年下半期にドバイ1号店を開店し、今後は周辺GCC国家(クウェート、サウジアラビア、カタール、バレーイン、オーマン)などへ拡大させていく計画だ。

アモーレパシフィックグループのソ・ギョンベ会長は「アジアンビューティに対する熱望が高まっている中東の顧客にアモーレパシフィックだけが作ることができる革新的ビューティ文化を積極的に広めることで韓国市場を超え中国、東南アジア、インド、中東、ヨーロッパに続くユーラシアの新しい道をアジアンビューティ(Asian Beauty)」でつなげていく」との抱負を語った。

アルシャヤグループ(Alshaya Group)のモハメド・アルシャヤ(Mohammed Alshaya)会長は「アモーレパシフィックグループのエチュードハウスを通じて、ベストを追求するアルシャヤブランドのポートフォリオがより一層多彩になり、中東の顧客にアジアンビューティの真髄を紹介することができて嬉しい」との感想を述べた。

1890年に設立されたアルシャヤグループ(Alshaya Group)はリテール、貿易、自動車、不動産、投資、ホテルなど幅広い事業分野を保有している中東最大の複合企業で、特にリテール部門ではスターバックス、H&M、ヴィクトリアシークレット、デベンハムデパート、アメリカンイーグルなど、70以上のグローバルリテールブランドの流通を手掛けており、ファッション、ビューティ、フード、製薬、ホームファニシング、エンターテイメントなど、多様な分野に渡る3、000以上の店舗を運営している。